(※岡田登史彦取締役相談役にお話をお伺いしました)
−主要事業の概要,最近注力している取組等について教えて下さい
主力製品のひとつである洋傘は,日本において最先端の流行商品であった大正時代より取り扱っております。80年におよぶ洋傘づくりは,日本における洋傘のマーケットを常に主導してきました。ビジネスにおいて一番大事なことは,主力事業を忠実に続けていくことだと考えております。最近で特筆すべきことは,洋傘事業のさらなる発展を目指して,日本初のメーカー直営によるウェザーアイテムのスペシャリティ・ストア 「HANWAY」を話題の街「六本木ヒルズ」に出店したことです。
−高度集積地区のまちづくりを進めていく上で,どのようなことが必要だとお考えですか?
京都市においても高齢化が急速に進んでおり,若者の人口定着を図る上からも,当地区における住宅の整備,居住人口の目標を定めた政策が必要となってきており,まちづくりの方向性を含め,時代の流れに合った取組を行っていくことが重要だと思います。一方,近年は地区周辺における道路網の整備が進んでおり,物流面でのメリットは増してきています。ただし,今後建設が予定されている高層ビル(産業支援複合施設)のプロジェクト等を成功させるためには,そこで働く人や訪れる人の移動手段の確保が重要であり,今後も公共交通網の整備を進めることが必要だと思います。
−京都全体の発展,活性化に向けて,南部や当地区にどのような役割を期待しますか?
欧州の代表的な観光都市では都心への車両の流入を夜間と早朝に限定するなど施策が充実しています。一方,京都はどうでしょうか。季節により京都の都心の交通混雑はひどく,京都の観光客離れにつながりかねません。本格的なパーク・アンド・ライド等の対策を直ぐにでも打つ必要があると思います。南部はパーク側の拠点として位置づける地として相応しく,南北が一体となった発展が期待できると思います。京都市南部地域には,京都全体を支えていくいわば血液を体内に送り込む心臓の働きが求められており,今後も行政と経済界が一体となってさらなる取組を強力に押し進めていくべきだと思います。
−本日はどうもありがとうございました。(平成15年12月10日実施)
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